仄暗い部屋で
膝を抱え、待つの
あなたがベッドに
残した体温と
燃え上がる激情
交わる憎しみ
時を重ねるたびに
知らないあなたを知る
確かめ合った
絡み合う心を
虚しさだけが
残ってしまったようだ
重ねた息に
抱きしめるのは
ほんの少しの
喜び、と"罪"
溢れる涙は慰めている
夢幻に溺れた私を
床に散らかった
淋しさの欠片
あなたは知らずに
踏み潰していく
不完全な優しさ
見えすいた嘘も
不穏な明日を
照らしてしまうの
寄り添う想いに
乱れ 壊れていく
此処にあるのは
心ないあなたの躰
重ねた手に
触れ合うのは
これ以上にない
甘い絶望
頬を伝う涙は祈る
救いのない哀れな私に